黄色い陽の差し込むストリートの交差点

2037.03.02 07:51|小さな詩
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※重要なお知らせ
現在特にありません。更新滞りがちですがお時間あるときに覗いてみてください。
☆今月の小説
『ブルー・ランナウェイ』
http://piecesofsky.blog3.fc2.com/blog-entry-351.html






  私たちは、絶妙なバランスとラインの上に成り立っている。
              それは巧妙に仕掛けられた、君と私のあやとり迷路。

         てっぺんに辿りつくのは君か、私か?

  願わくは、ノイズ混じりの向こうのキミに出逢いたいんだ、ただそれだけだ。


             踏み出す今日は快晴。
             見据える明日は平静。
          情熱的?だけど至って浸って冷静に。




  さあ、時計がまた1周した、直に地球も1回転。
        光はいつか見えるさ、ほらごらんすぐに夜明けに到着だ。






      お陽様、今日もワタシの(ボクの)
        世界のバランス取りを、ヨロシク。














Lyrics inspired by: Yellow Pansy Street/Kanjani ∞
ER/Kanjani ∞
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テーマ:自作詩
ジャンル:小説・文学

それは限りなくあたたかい君のアイ。

2031.04.26 22:06| Simple short-short
【Recommend Short】


―――マイクロフォンから 君に向かい唄ってるんだぜ
                 届いてくれたならぁ――…




白の世界の中、今日も夢を見る。
ブラックボックスに立ち尽くして、俺は歌を唄う。

頭上に広がる暗闇に、ちかちかと瞬く星。
それらのどれもが明るく照らすけれども、やはりそれは心もとない。
近いようだけれど、それは遠い。

す、と吸い込んだ息は清く自分の肺を満たしてくれる。
何色にも染まらない空気が自分の体を巡って、心臓がどくどくと唸りだす。

念じれば目の前にマイクが現れて、スタンドに立てたそれを俺は握りしめる。
握り手が赤く塗りつぶされたそれは、きっと自分が今までに見てきたたくさんの傷と心。

 感情は、準備万端だ。

いつだって魂はずっと此処にある。
このブラックボックスの、紅に塗られたマイクの底。
黒塗りの壁の向こう側が誰であろうと、伝えたい今の感情は吠えだしそうに疼いてる。

 きゅ、とマイクを握りなおせば、ブラックボックスの中地に足をつけた感覚を取り戻す。
何者でもあらぬ、何者かのために唄う。
あらん限りの声で、マイクのこちら側から得体のしれぬ向こうへ。

 願わくは、俺の願った通りに声が届いているといい。

瞼を閉じれば、ブラックボックスは完全に紅をも塗りつぶして音だけを世界に響かせる。
息が苦しくなっても呼吸が乱れても身体が震えても、頭が割れそうになっても崩れ堕ちそうでも。

 全力疾走するように、唄う。死ぬ気で唄う。

それが生きる道、それだけが存在意義、それが俺の灯。
ブラックボックスよ、俺の声だけを届けて。





「……っ、」
 夢から覚めて視界に入ったのは見慣れすぎた天井の壁紙。
つい癖でのばしすぎる自分の黒い髪が、ぱさりと枕に擦れる音がした。
最後に夢の中で瞬いた星が、まだ少し視界の端に残っている気がした。
 流れ星に願いを。
3回流れる間に唱えれば願いは叶う、そんな迷信ですら信じたかったあの時期を思い出した。

 両側に投げ出した手の、右手の指先をぼんやり見つめながらもう片方を額にあてた。
いつもは絶対にかかない汗をうっすらかいているのに気づき、苦笑する。
悪夢じゃあるまいし。夏でもないのに。
…それとも悪夢、だったのだろうか。否。

 暗闇に黒光っているだろう自分の眼を、あの場所へ戻すかのように瞼を閉じた。
遮断される視界。弱まる、いかんせん強すぎる自分の眼差し。
すう、と吸い込んで息を止める。
真綿で締め付けるみたいに少し苦しくなりはじめてから、ゆっくり呼吸を取り戻す。

 上手く扱えない言葉はほとんど届く前に放物線を描いて堕ちるのだから。
生まれ持ったこの眼差しも、防御するための言の葉も、結局自分を救えはしないのだから。
一瞬の刹那瞬いて消える星のように、いつか全て消えてしまうんじゃないかって。
 ずっと、それを思って怯えてきた。

ブラックボックスだけは裏切らない。
自分だけの黒塗りの世界。

 だけど儚くも強く瞬いた星たちは、ひとつふたつみっつ、増えていった。
誰かの白い掌と笑顔と喧騒が、あたたかい笑い声が、暖色の眼たちが、
 いつのまにかできたブラックボックスの隙間から垣間見えていた。


 未だ、ぼんやりとした自分の思考はきっと現と夢を行き来している。
境界線のこの危ういバランスが、ふわふわとしていて酔った時の様に心地よい。


――届いてくれるなら。

「……明日も歌いたい、」



 ああ、果てない自分のこの欲は。
明日もきっと吠えそうな心と燻った感情を持て余して、歌にして広がるのだ。

自分の世界、自分のブラックボックス、自分の声。
心が満たされるそのときまで、声が枯れるまで、きっと俺は死んでも死にきれない。


…出口のないブラックボックスに扉をつくってくれたのは、きっと。



                        
       To be loved
名もない扉

He sings eternally in his own black box.




T.W.L./Kanjani∞ 歌詞一部引用
Dedicated to the specified member of the group above.
Thanks to S.S.



*追記あり。
4月26日 再アップ。
12月23日 再修正。
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テーマ:二次創作:小説
ジャンル:小説・文学

【Revival】花言葉物語 seasonal バレンタイン スプレーカーネーション(ショコラ)

2017.02.14 22:19|花言葉物語 Short-short series
花言葉物語 seasonal
スプレーカーネーション(ショコラ)



決して愛らしく飾られた見た目ではないけれど。
甘く鮮やかな、あるいは可憐な色合いは持ちあわせていないけど。

それでも、そんな素朴な私を、好いてくれませんか。




「美味しそう」
「え?」
「それ、携帯。」
「あ、ああ。お気に入り、なんだ。ガラケーなんだけど」
「いいんじゃね?可愛いし」

それが、転入して初めて咲月が男の子と交わした会話だった。
前の学校でも、校則が緩かったばかりに比較的おしゃれな子達が多い中で、咲月は埋もれてしまうタイプだった。
服のセンスにも自信がないし、髪型もアレンジなんてできない。極めつけは、人見知り。
けれど、咲月は小物には人一倍こだわりがあった。

携帯だって、デザインに一目惚れした限定もので。運命的なタイミングで出会ったそれを手にいれるために、在庫のあるお店を探しわざわざおばあちゃんの住む地方支店で予約してもらった。
チョコレートシロップのかかった、ビスケットモチーフの携帯。
色んな人にいいねと言ってもらったけれど、その時ほどこの携帯に感謝したことはない。

「可愛いし」といった彼は淡々と呟くなり咲月の反応も待たずに前を向いてしまった。

笑顔がとびきり爽やかなわけでもない。
顔が整っているわけでも、親交的なわけでもない。
ぶっきらぼうな印象の彼に、咲月はその時恋をした。



そして、今も、恋をしている。
今では席どころかクラスも離れてしまったけれど、何故か諦めようと思うタイミングで声をかけられたりして。
何気ないことだとわかってはいるのに、それだけで咲月の心は一喜一憂してしまう。
それだけ好きなんだったら、一回くらい伝えないと損だよ!
何気なく話した友人にそう言われて、小さな勇気の芽が生えた。

無愛想だけど他人を思いやれるところのある彼は、人気者で。
きっとたくさんの女の子から、友チョコなり本命なりをもらうのだろう。
チョコだけでは、咲月はいつものように埋もれてしまう。

ふと、携帯と目が合った。
そうだ、そうしよう。
咲月は思考を凝らしはじめた。
卓上の携帯が頑張れ、とでもいうようにアクリルのチョコレートを瞬かせた。




一見変わらない教室だけれど、やはり特別な空気。
2月14日という今日を、誰もが少なからず意識していた。
それは単に告白云々や何個チョコがもらえるかだけでなくて、いわゆる「友チョコ」というのが女子の間で盛んだからだ。
気合いの入ったひとなんか、学年中に配るつもりか徳用チョコが鞄から覗いている。

咲月は、友人にいくつかもらったチョコをしまいながら、そっと奥底にある小箱を確認した。
昨晩から、咲月は何度も同じことを繰り返していた。


いつ渡したらいいだろうか。
どうやって声をかけたら自然なんだろう。


そうしてまごついているうちに、あっという間に昼休みも終わりに近づいてきている。
このままではすぐに放課後が来てしまう。元々それほど接点のない咲月には、帰りに上手く話しかけて渡せる自信はない。

行かなきゃ。渡さなきゃ。
いつも視界に入るだけでどぎまぎしていた咲月が、勇気を振り絞って用意したものだから。

心を決めて咲月は席を立った。
チョコレートビスケットの携帯を制服のポケットに忍ばせて。

「…よし、行こう」



きっと、君はたくさんの、たくさんのチョコをもらうんでしょう。
色鮮やかに飾られた、可愛らしい見た目のチョコを。
砂糖を目一杯含んだ、歯の溶けそうな甘いお菓子を。
だから私は、君が見つけてくれたわたしらしさでいくことにしました。

甘さ控えめ、だけど口応えはふんわりして悪くない。
後味は自然すぎるくらいのクセのなさ。
けれど、なんとなく印象を残すアクセント。
ありのままのわたしで伝えたいんだ。


シンプルな小箱に、チョコレート生地のクッキーを詰めて。
ひとつハートを潜ませて、小箱にも一工夫。
添えた小さなショコラ色のスプレーカーネーションの花言葉は、
「気持ちの高まり」。


あなたのことが、大好きです。


*****

happy st.valentine day!

another episode for valentine→チョコレートコスモス
http://piecesofsky.blog3.fc2.com/tb.php/246-562cf99b
*****

◆カーネーション(スプレー咲き)(カーネーションの総称学名:Dianthus caryophyllus L.)
ナデシコ科、ヨーロッパ・西アジアの地中海沿岸が原産地。12月2日の誕生花。由来には諸説あるが、古代ギリシャ時代載冠式(Coronation)にて月桂冠と同様の扱いで使われていたことなどが代表的である。愛らしいその外観から、古くから愛好家や多様な場面で使われる。
カーネーションの花言葉は色合いで異なっているが、総称自体の花言葉は「女性の愛」「感動」「純粋な愛情」などがある。また、代表的な母の日に贈る花としても有名な赤のカーネーションは「母への愛」などという花言葉を持つ。ちなみに元来母の日の由来となったのは白いカーネーションである。白は「私の愛は生きている」という花言葉で、聖母マリアの涙によってカーネーションが出来たという説からこのようになったといわれている。また、本来はない青色の「ムーンダスト」品種開発に日本の企業が携わっている。青の花言葉は「永遠の幸福」。
上記に出てくるカーネーションのスプレー咲き(1厘ではなく枝分かれして咲いているもの)の花言葉は、文章中でのもの以外に「素朴」「集団美」がある。

◆あとがき
ものすごくいまさらなあとがき失礼いたします(アップ後4日経過)。まず、今年のバレンタインは吹雪…ということで、ある意味七夕より思い人に会うのは難しいバレンタインとなったんではないでしょうか。そんな中蒼海はこの日も真っ白のお部屋におりましたので、「みんな大変そうだなぁ」と雪景色を眺めておりました(苦笑)でも、文章仲間の友人や知人の方に拙いものを考えてみたりサプライズメッセージを考えたりして忙しなく時間を消費できました。
お気づきの方…いないかもですが(え)、以前記事で話したビスケット携帯電話がここで登場しております。
お話自体はともかく携帯は実在のものです。数年前に限定発売された、Q-Pot SH-04というチョコビスケットモチーフです。
URL⇒SH 04C Wikipediaページ
SH 04C 宣伝コピーページ ’ノスタルジックなビスケット’
docomo SH 04C 公式情報ページ
見た目はこのような感じ。
img56678902.jpg
公式のものになりますが、SH 04Cシリーズとしては2パターンありました。MilkとChocoです。
36f3d5182509a8a6ecca91b7be280748.jpg
ちなみに、これに変える前はグラス型携帯というこれまた変わった携帯を持っていました。…はい、小物というか携帯にこだわる咲月ちゃんはそんな蒼海から生まれました(笑)
個人的にはあまりバレンタインを乙女の特別イベントとしては捉えていないのですが(多分育った環境とかも影響しています)、そわそわする男子とか友チョコに気合いを入れる女子とか、色めいてる人達をみると若々しくていいなあと思う方です。おかしいですね、わたしもその人たちと同じ世代のはずなんですが。精神年齢すっかりおばあちゃん。
咲月ちゃんの勇気ある一歩が功を奏すといいなと願ってます。派手じゃなくても、大丈夫可愛いよ!頑張れ!なんて。


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テーマ:ショートショート
ジャンル:小説・文学

さよならサウンド

2017.01.30 22:42|小さな詩

さよならサウンド

空が暗闇に沈んでいく頃
スピーカーから彼らの音が鳴る
心を引っ掻き回したくなるくらいの
輝きを放ちながら散らばってく音たちを

ああ 耳に届け 天に届け 私(さき)に届け

駅前で唄う彼等
コンビニ袋をさげて通りかかる私
一段上でギターを掻き鳴らし唄う彼
最前列で応援さえできず立ち尽くす私
柵などないのに
圧倒的に届かない何か 壁 すれ違う道

伸びやかな声を
変わっていく歌声を
ただ遠くから甘受するだけだった
あなたになりたかったの
”ありがとう”とマイクロフォン越し笑う彼
泣きたくて叫びたい胸を抑え込んだ私

耳鳴りが止まなくて 黄色い彼を呼ぶ声が鼓膜を刺していく
聴こえなくなることは怖いのに 彼の声でなら潰されたっていい なんて

1日が終わる頃に響かせる
シンクロスピーカーから彼らの声
また無益に殺した私の夢(さき)を
泣けないから 叫ぶようにキャンバスに落とした

ああ 耳に届け 心に届け 私(さき)に届け
乱反射 あなたに届け 君に届け.



written 2015-2016
dated 2017.01.31

*****

ご挨拶申し上げます。
今年も、何卒よろしくお願い致します。

昨年…いや、おそらく一昨年に書いた言の葉です。
1年越しに、形にさせていただきます。
彼らと、彼等と。その時の私と、いまのわたしと、これからのあたしへ。

そして消えない空の下、そこにいる皆さんへ。 web拍手 by FC2

たったひと箱のやわらかさ

2016.11.07 22:20| Simple short-short

たったひと箱の柔らかさ


幼いころ、精神的に不安定だった母に包丁を向けられたことがある。
あんまりうるさくすると刺すからな、と。

それ以来、広はどうにもナイフの類を見るとそれが思い出されて怖くなる。触るどころか視界に入れるのも怖い。
これはもう恐怖症の域だと思う。
そんなわけで、広はこの歳になってろくに料理をしたことがない。


「秦野さんって、いつもコンビニ弁当なんですか?」
 とある日の昼食時、ななめ向かいのデスクにいる後輩の永瀬が尋ねてきた。広の手元にはいつも通り近くのコンビニで買った弁当が鎮座している。
手元の唐揚げ弁当を一瞥してから、広は箸をとめて彼女を見た。
「そうだけど。なんで?」
「あ、えっと…この間、酒井さんに話してるの聞いちゃったんです。しばらく家庭的な料理は食べてないって」
慌てたようにそう言った彼女のデスクには、小箱につめられたいかにも手作りの弁当が綺麗に配置されている。少し申し訳なさそうな表情を浮かべた彼女は、素朴な装いと控えめな言動が印象に残る女性だった。
「ああ…うん、まあ。基本的には、外食かコンビニ飯かな」
さすがに、この十数年手料理なんぞ口にしていないとは言えず、適当な答えで濁した。
「そうなんですか…」
いつも健康に悪そうー、とか彼女いないのかよ、といった反応が返ってくるので、落ち込んだように返してきた彼女に広は思わず尋ねていた。
「え、なに、同情してくれたとか?」
言ってから、あ、少し意地悪な言い方になったなと反省した。
やっかんだわけではない。いかんせんこの年齢になると興味本位に事情を探ってくる人がいるからだ。特に、女性は。
確かに今はいないが、広の場合付き合うと遅かれ早かれ「家で手作り料理」という段階が待っていてそこで破たんするのだ。
そこさえなければ広自身に著しい問題があるわけではない…と、広自身は思っている。
 しかし永瀬はどちらとも答えず、少し視線を下げると「何でもないんです、すいません」とだけ答えた。

 その次の日。広は再び永瀬に声をかけられた。
「あの、秦野さん」
ちょうど会社前のコンビニに昼食を買いに行こうとしていた広は振り返った。
彼女がこそっとあたりを見回して人がいないことを確認すると広を手招きする。
「何?」
「あの、これ」
小さな声で、永瀬は広に紙袋を掲げてみせた。
「私、料理が趣味でストレス発散もかねてひとりで食べきれない量作り過ぎちゃうこと多くて。それで、よかったら」
「…くれるの、」
「お口に合わないかもしれませんが。…ほんとうにご迷惑でなかったら」
中をのぞくと、しゃれすぎないナプキンとプラスチックの小箱にいくつかおかずが詰められていた。
彼女のより少し大きめのそれと、少し頬を染めながら眉を下げた彼女。
久しぶりの温もりがこもった小箱に、気づけば広は自然と手を伸ばしていた。

 それから不思議な弁当配給は続いた。
それ以上何があるわけでもなく、永瀬とは連絡先すら交換していない。
彼女のお弁当はいつだって温かく、そしてどこか安心できる”丸さ”があった。
何より、その手料理はつくられる過程そのものをみなくて済む。
 申し訳なさそうに渡してくる彼女の意図はわからなかったが、彼女も広も何も言わずにその交流を続けた。
 彼女はいつも、広が受け取ると元々困っている眉を下げ「ありがとうございます」と微笑んだ。


 その晩。自宅の、殺風景で何もないキッチンを見ながら、広はふと考えた。
あの困ったように笑って温もりをくれる永瀬の料理を、一度家で食べられたら。
見ているのは難しくとも、―――あれができるまでの音なら、聴けるかもしれない。いや、聴いてみたい。


今度会った、そのときには連絡先を聞いてみよう。
そう、広は思った。


※※※※


Written 10.30 2016



*独り言は追記に足しました。リンクからどうぞ!
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プロフィール

蒼海 聖奈

Author:蒼海 聖奈
蒼海(あおみ)聖奈です!

身長146のちび子です。性格はよく不思議・マイペース・けど精神的に一人で生きていけそうなちびと言われます。
 日々ぽやんとして生きている変わった生物ですが…そういう子だと思って暖かく見守ってください(笑)
小説・創作を主に運営しています。お時間ありましたら、戯れに付き合ってあげてください。
ちなみにリンクフリーですがよければ一言ただけると嬉しいです。

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